四旬節が始まります。

 カトリック学校に通う児童たちにはなじみの言葉ですが、保護者の皆様には聞きなれない言葉かもしれません。カトリック教会の一番のお祝いとしてクリスマス(主の降誕)を思いうかべる方が多いかもしれませんが、最も大切にしているものにイースター(復活祭)があります。十字架で亡くなったイエスが三日目に復活したという、信仰の核心となるものです。その復活祭を迎えるために、祈りと施しと断食に励む習慣ができました。主日(日曜日)には断食をしませんので、復活祭までにちょうど40日間の断食をする期間として、明日の水曜日(灰の水曜日)から四旬節が始まります。

 灰の水曜日は、カトリック信徒である成人(満18歳から60歳未満)は、断食をしなければなりません。正式には大斎(たいさい)と小斎(しょうさい)と呼ばれます。大斎は、一日に一回だけの十分な食事と、そのほかに朝ともう一回わずかな食事をとることができ、小斎は肉類を食べないことです。病気や妊娠中の女性は免除されます。64歳の私はもちろん免除されますが、多くの信徒の先輩(お爺ちゃんやお婆ちゃん方)は、大斎、小斎を守られております。もちろん私も・・・!ふふふ。

2025年3月4日  校長  清水勝幸


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