各教科の取り組み
各教科の取り組みをご紹介します。
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国語
探究の時間と結びつけながら、「読む」「書く」「話す・聞く」それぞれの力をバランスよく育んでいます。
「読む」ことについては、物語文では起承転結、説明文では始め・中・終わりといった、文章全体を構造的にとらえることを大切にしています。比喩表現から心情の変化を読み取ったり、接続詞をもとに筆者の主張を読み取ったりするなど、表現の違いにも着目します。
「書く」ことについては、作文だけでなく、低学年では絵日記や絵本作りを通して書くことを楽しみ、高学年では、発表原稿づくりを通して、事実と自分の意見を書き分けられるように指導しています。
「話す・聞く」ことについては、1年次から、探究の時間と結びつけながら、話し合いやインタビューなどの活動を通して、大切なことを落とさずに聞くことや、なぜそう考えたのか根拠や理由をつけて話すことを習慣づけています。
社会
日本の国土や産業、歴史など社会的事象の学習を通じて、①事実を整理したうえで、自分の考えを導き出す力、②グループや学級で話し合い、考えを深めたり新たな考えを導き出したりする力、を育むことを目指しています。
グラフ、写真、図表などの資料を読み取り、整理してまとめます。
それらを分析したうえで、「なぜそうなっているのか」、「どのようにあるべきか」、などについて考えを深めます。
単元や授業ごとにテーマを設定し、グループやクラスでの話し合い活動を、できるだけたくさん行っていきたいと思っています。
互いに意見を出し合うなかで、他人の意見との違いに気付いたり、その良さを認めたりできることを大事にしています。
算数
算数では、ただ単に問題の答えを求めるだけでなく、どのようにして解答を出したのかという過程を大切にし、児童の「考える力」を育むよう発問や問題提示を工夫しています。そして、授業の中で分からないことを素直に友達に聞いたり、友達の意見や思いを読み取ったりすることで対話的な学びを進めています。
また、計算力や活用力が高まるように1年生から6年生まで共通のドリルや問題集を使用し、継続的に指導しています。
理科
理科では、自然に親しみ、理科の見方・考え方を働かせ、見通しをもって観察、実験を行うことなどを通して、自然の事物・現象についての問題を科学的に解決することを大切にしています。
また、以下の3点の資質・能力の育成を目指しています。
①自然の事物・現象についての理解を図り、観察、実験などに関する基本的な技能を養う。
②観察、実験などを行い、問題解決の力を養う。
③自然を愛する心情や主体的に問題解決しようとする態度を養う。
音楽
本校では、カトリック校ならではの「聖歌」を祈りを込めて美しく歌うことを心がけ、常に音楽を身近に感じることが出来るよう日頃より指導に励んでいます。
毎年11月に行われる音楽会では、全学年歌唱と器楽合奏をし、児童が日頃の学習の成果を発表し合います。
約3か月に渡り練習を積み重ね、1年生から37鍵盤の鍵盤ハーモニカを使用し5,6年生になると40台以上のアコーディオンを用いてオーケストラ隊形で器楽合奏をします。
全児童がお互いの演奏を聴きあうことを大切にし、たくさんの楽器に触れそれぞれが自信をもって表現する伝統的行事となっています。
図画工作
材料のもつ楽しさを知り、自らつくりだす喜びを味わえるように各学年取り組んでいます。低学年では、造形遊びで手や体を使った表現を楽しんだり、はさみやのり等の基本的な使い方を学んだりします。中学年では、客観的な目が育つ中で想像力を発揮し、表現の仕方を学びます。動物園にスケッチにでかけ、のびのびと空想の世界を表現します。高学年では、一つ一つの課題にじっくり取り組みます。学校の窯を使って陶芸制作をし、使う喜びやお友だちの作品のよさや美しさを感じ、大切にする心を育てています。
家庭科
2年間の学習の中で、「家族の一員として、生活をよりよくしようとする実践的な態度」を育てることを目標にしています。
そのために、衣・食・住を含む生活に役立つ大切なことを学びます。その中で、子ども達が一番楽しみにしているのが「食」に関わる学習です。
5年生は、調理の基礎を学びます。
6年生は、調理の技能を高めるだけでなく、日常の食事を見つめ直したり、食生活を振り返ったりしながら、家族の好みや栄養バランスを考えた一食分の調理ができるようにしていきます。
体育
体育では、数ある単元の中でも「体づくり運動」の単元を中心に授業を展開しています。体づくり運動は主に「回る」(回転感覚)「這う」(支持感覚)「逆さになる」(逆さ感覚)の動きなどで構成された運動遊びで、多様な動きの経験を積むことができます。
その中には、跳び箱に必要な馬跳びや長縄の八の字跳びなど、学年が上がるにつれて必要となる基礎感覚技能を養うことができます。
体育科ではその価値のもと、低学年では、基礎感覚づくり、高学年では、今までの学習に加えて基礎感覚づくりとその力を活かした、ゲームなどを中心に行います。
宗教
「宗教の時間」は、神様やイエス様について知り、そのみ心に触れる中でより良い生き方を考える時間です。6年間を通して、一人ひとりが愛された存在であることの実感へと導きます。
その中で、1~3年生ではイエスさまの生き方や教会の行事などから、神さまがいつも一緒にいてくださることを、4~6年生では聖書のみことばや、神様のみ旨を生きた人々の姿から、自らの生き方を考える時間になることを目指して授業を行っています。
英語
ヨゼフの英語教育では以下の二つの児童像を目指しています。
①自分とは異なる考え方・文化を英語で理解し、尊重することができる。
②英語を使い、自分について表現できる国際社会で活躍する人間になる。
1年生からの週2回の英語の授業を通し、自分についての作文やスピーチを多くおこなっていきます。英語に親しむだけでなく、小さな失敗と数多くの成功を体験し、児童が異文化を受け入れる姿勢を育むことができる工夫をしています。
探究の時間
「探究の時間」では、自分で考えて疑問をもち、より価値のあるものを生み出す力を育みます。教師は知識を教えていくのではなく、児童の思考をガイドします。
児童は教師の話を聞いてノートをとるだけではなく、議論をもとに協働的に発展させていきます。
「考える→疑問をもつ→探究する→発表する→行動する」という探究サイクルを行うことで、児童自らの学びに積極性と責任感が加わります。
探究の活動を通じて概念を形成し、生きる姿勢や行動の形成に繋げます。
また、生涯にわたって学び続ける姿を目指します。