ゆずるが勝ち!

 先日、数人の児童が楽しくバスに乗っていました。もしかしたら少し声が大きくなってしまったのかもしれません。バスにいた初老の男性に、大きな声で注意を受けました。言葉にすることができないような内容で、長い時間にわたって怒鳴っていたそうです。たまりかねたバスの運転手さんが、「お客さん、いい加減にしてください」と注意し、静かになったそうですが、駅に着く直前にも再び怒鳴り始めたとのこと。同乗しておられた女性から報告のお電話をいただきました。「私が聞いてる限り、それほどの話し声ではなかった」そうです。その方が「子供がおびえていますから、それくらいにしておいたら」と言うと、「俺が悪いと言うのか」とますます大声になったようです。

 最近街を歩いていると、一歩も譲ることなくぶつかってくる方がいます。ゆずることが、まるで戦いに負けるかのごとく感じているのかも。海外からの旅行者で、時々マナーのことが話題になりますが、数回の海外滞在の経験では、席を譲ったり、ドアを次の方の為に開けておいたり、エレベーターで女性を優先することなど、素敵な光景を日常的に目にしました。少し心にゆとりをもって、道をゆずたり、バスや電車の中で穏やかに過ごしたいものです。

 もちろん、児童の皆さんにも、バスや電車の交通ルールや、様々なマナーを守って素敵な大人になってほしいと思います。そのためにも、私たち大人が素敵にならなければ。

2025年2月8日(土)  校長  清水勝幸


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