雄々しくも。

 朝礼で歌う「おおしくも」、いつも以上に大きな声が教室や廊下に響き渡っています。聖歌の中でも歌いやすいメロディーだったり、大きな声が出しやすいものがあるようで、2月5日に長崎で殉教した「日本二十六聖人」を讃えたこの歌は、子どもたちも大好きな聖歌です。50年ぶりに母校に帰ってきた教頭先生が、とても嬉しそうに「五十年ぶりに歌いました。体が覚えているのですね。自然と歌詞が出てきました。」と言っておりました。

 子供の頃に憶えたものは体に残っているのです。体を使って体験したことはしっかりと残ります。大きな声で歌った歌も然りです。先日、テレビを見ていたら医者であり作家でもある養老孟子さんが、「何事も体を使って体験しないと憶えない」と言っていました。明日は学園の創立記念日です。正確には2月5日ですが、中学の入試等で10数年前からちょっと早めのお祝いをしています。もちろん「みことばの祭儀」の閉祭の歌は「おおしくも」です。

2025年1月30日(木)  校長  清水勝幸


月別アーカイブ


  • アクセスマップ
  • 聖ヨゼフ学園中学・高等学校

TOP