「語る」ということ
午前中の校内巡回、2時間目の授業の様子を見ながら感じたこと、先生方が語っている。「語る」には、いくつかの意味がありますが、先生方がある事柄について自分の思いや体験を通して、自らの言葉として相手に伝えること。5年生の授業では、明日の阪神淡路大震災30年を前に先生が熱く語っていた。4年生の授業では、ある児童の答えに「おっ、良い答えだね。その答えは出ないかもって思って、写真を準備してきたんだ。」嬉しそうな先生。後で聞いたところ、「詩を作る授業で、あるものから連想する言葉やイメージを上げていき、それを超えたところで、詩を作るのだそうです」難しいけど、楽しそう。
探究の主役は児童ですが、その発想や発言、行動を導き出すための先生方の働きかけはとても大切です。児童の力を引き出し、発信する喜びを実感させる。螺旋階段を上るように知の連鎖を高めていく。そのための大きな力となるのが、「語る」ということ。教師の熱量を言葉に変えて、探究の授業は進むのです。
2025年1月16日(木) 校長 清水勝幸
カテゴリ: 校長日誌|投稿時刻:2025年1月16日