すべてには時がある。(待降節のお話8)

 大学時代の恩師の言葉です。「すべてのことには、それを行うための最適な時がある」ということです。生まれてくる赤ちゃんには、母親のおなかの中で10か月という大切な時が必要です。その間に生まれてからの準備をするわけです。話すことができない胎児に向かって、また、生まれたばかりの赤ちゃんに向かって話しかける親の愛情は、その後の成長の為になくてはならないものです。私たちはその年齢に応じて必要な情報、知識、運動、感情などをコントロールしながら高めていく必要があります。小学1年生には、一年生としての時があり、小学6年生には六年生としての時があるのです。勉強も然り、友情も、遊びも音楽も、今しかない敏感な感性で受け止めていくことが最も大切なのです。そしてそのことが、最も確実で、最も美しい自分を形成していくのだと思います。児童の皆さんには、時を大切にしながら日々の学校生活を有意義に過ごしてほしいと思います。保護者の皆様にもお願いがあります。子育ての今、この瞬間を楽しんでください。後で振り返ると、かけがえのない大切な時となっているはずです。私たち教員も時を大切に、児童たちと様々な学校生活を過ごしてまいります。

2024年12月13日(金)  校長  清水勝幸 


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