「地球の叫び」のために

 カトリック教会は、毎月、教皇フランシスコの意向に従って、教会全体が祈りの日々を送るように招いています。2024年9月は、「地球の叫び」のために次のように祈ります。

 「私たち一人ひとりが、地球の叫びに、また、環境災害や気候変動の犠牲者の叫びに心の耳を傾け、私たちの住む世界を大切にする生き方へと導かれますように。」

 地球の叫びのために祈りましょう。地球の体温を測るならば、熱があることがわかるでしょう。具合が悪い人と同じように、地球も具合が良くないと感じています。しかし、私たちは地球の苦しみに耳を澄ませているでしょうか。環境災害の何百万という被害者の苦しみに耳を傾けているでしょうか。

 今日は、新任教員対象の理事長研修でした。先週の金曜日には全教職員対象の研修もありましたが、今日は特別に「地球の叫び」の祈りについてお話しくださいました。新任教員として専門的なスキルの習得はもちろんですが、最も大切なことの一つに、相手を大切に思いながら教育活動に励むことがあります。相手とは児童・生徒や保護者の皆様だけでなく世界中の人々、そして地球そのものを大切にしなければならないのです。学校教育の先には地球全体への愛が必要なのです。

2024年9月2日(月)  校長  清水勝幸



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