音楽鑑賞会

5月1日(月)勝野講堂にて、音楽鑑賞会が行われました。

若きピアニストとしてご活躍で、現在ウィーン在住の石井 琢磨さんをお迎えいたしました。

石井さんは、ウィーンで現在もお勉強に励みながら、国内外で精力的に演奏活動を行っています。

また、登録者数が22万人を越える「TAKU-音TV たくおん」のYoutuberとしても人気を得ています。

オーソドックスな古き良きクラシック音楽に主軸を置きながら、

「クラシックをより身近に」をコンセプトにした

動画配信も行う新しいタイプのピアニストとして活動しています。

https://www.youtube.com/@TakuonTV

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そのコンセプトを元に、小学生にもクラシックをより身近に感じて欲しいという思いで、

プログラムも児童が楽しめるような曲名当てクイズや質問コーナーなど、

児童が興味を抱き楽しめるような企画を考えてくださいました。

「今から弾く曲はどんな感じかな?

是非曲名を当てて欲しいな~どんな曲も作曲家が思いをもって作っています。

どんなことを思いどんなことを伝えたかったのか、聴きながら想像してみてください」と。

弾き終わると沢山の児童が積極的に手を挙げました!

当てられた児童は、眼をキラキラさせて「子犬のワルツ」「ハチ!」など発言しました。

それに対して優しく分かりやすく説明をしてくださり、

さらに興味をいだけるようなお話をたくさんしてくださいました。

石井さんの指の動きの速さや繊細なタッチ、音の移り変わりや強弱に児童は大興奮でした!

「今までの努力の大切さと継続に必要なことはなんですか?」と言う6年生の質問には、

「やりたいことのために、やらなくてはいけない事をする時が必ず来ます。

僕はピアニストになりたいという思いがあったけども、

なるためにはやりたくない指の練習というのがどうしてもあった。

でもピアニストになるためにはそのやりたくないこともやらなくてはならないと思った時に、

そのやりたくないことも愛おしく感じました。

だから、少し先の未来を見てみよう。

自分の好きな事(夢)叶えるためにはやりたくない事をやらなきゃいけないんだ!と。

それが大好きなことに繋がる。

もし努力や継続が自分は苦手だと感じる事がある人は、少し先を見てみよう。

それはなんでもいいのです。

それをどんどんで伸ばしていくと、やりたくなかったことも愛おしく感じてくる。

それが好きな事であったり夢に繋がると思うから。」

と児童に分かりやすく例えを交えながらお話ししてくれました。

並々ならぬ努力と継続を続け、第一線でご活躍されている石井さんだからこそのお言葉は、

児童の心に響くものばかりでした。

次に行きたい国はどこの国ですかの質問に「ピアノがない国」と答えた石井さん。

ピアノのない国やクラシック音楽に触れる機会が少ない国に行って、

クラシック音楽に触れて欲しいという新たな夢を語ってくださいました。

その夢の実現を、学校みんなで応援したい!という児童の表情には、

希望と喜びが溢れていました。

紡ぎだされるピアノの音色が講堂いっぱいに響き渡り、

石井さんのピアノとクラシック音楽を愛する「Passion」が伝わり、感動の時間となりました。

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プログラム ~オープニング 石井(いしい)さんのおはなし~

1.曲目当てクイズ 『????』 (革命)    作曲 ショパン   ~石井(いしい)さんのおはなし~

2.曲目当てクイズ『????』 (猫のワルツ)  作曲 ショパン ~石井(いしい)さんのおはなし~

3.『 ピカデリー』          作曲  サティ

4.『ムーンリバー』         作曲  ヘンリー・マンシーニ (菊池亮太編曲) ~しつもんタイム~

5.『皇帝円舞曲』          作曲  シュトラウス2 (ぺナリオ編曲) ~石井さんのおはなし~

6.『Ginzburgによるピアノ編組曲『ペールギュント』 山の上の魔王の宮殿

  作曲 グリーグ

~エンディング~石井(いしい)さんのおはなし~

アンコール「ミルテの花より~献呈~」 作曲 シューマン

(文責:音楽科)


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