校長より ~三学期の登校・授業体制について~

保護者の皆様へ

 新年明けましておめでとうございます。新しい年の幕開けを心よりお祝い申し上げます。全教員が心を一つにして、児童の健康と安全を守り、よりよい教育を進めてまいります。

 まとめの学期となる三学期が始まります。明日は緊急事態宣言が発出された中での始業式となります。文部科学省からは、一斉休校などの要請は行わない等の方針が示されました。

 学園では、感染拡大の傾向が強まった冬休み直後から、年明けの感染症対策の検討を行ってまいりました。7日に予定していた始業式を12日に変更し、今後の対策として放課後の活動は行わないことや出欠席の扱いについて、5日にお伝えいたしました。

 本日、三学期の対応について再検討いたしました。学校は通常体制とし、これまでの対策をより徹底してまいります。受験、卒業、進学、進級をひかえ大事な時期を迎えますので、ご家庭の不安も大きくなるばかりかと思います。そのため、ご家庭の判断に対応できるように対策を講じました。過日お知らせしましたZOOMの配信については、授業の弾力的実施を必要とする時期でもありますので運用のかたちを変更いたしました。ご理解賜りますようお願い申し上げます。詳しくは、ホームページの「在校生・保護者の皆様へ」をご覧ください。

 三学期の授業は、文部科学省が示している『学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~』を参考に実施してまいります。可能な限り感染症対策を行ったうえで、慎重に授業運営を行ってまいります。

 明日の始業式では、手洗い、うがい、手指消毒、マスクの着用など、感染防止に努めることを確認します。また、自分の命を守るため、お友達の命を守るため、学校を守るために感染予防に努めることを呼びかけます。緊急事態宣言が発出された事実を受け止め、小学生として真剣に考え、自らの行動を律していかなくてはならないことを伝えます。

 一方、どんなに気を付けていても、誰でも感染する可能性があることへの理解を深めたいと思います。新型コロナウイルスに感染して苦しんでいる人に、心を傷つけるような言葉を投げかけたり、馬鹿にしたり、意地悪をしたり、遠ざけたり、差別したりしてはいけないことを伝えます。それはまた、医療に従事されている方々、私たちの生活を支えるお仕事に従事されている方々に対しても、同様であると強調します。

 三学期は47日間の大変短い学期です。特に6年生にとっては、他の学年よりも3日短いです。今の仲間と過ごす、本当に大切な、一日一日となります。6年生、5年生の皆さんには、おおいにリーダーシップを発揮して後輩たちをリードして欲しいです。高学年として、短い三学期をコロナに負けない有意義な学期へと導いてくれることを期待しています。1年生から4年生の皆さんには、しっかりとまとめをして、一つ上の学年に進級して欲しいと思います。

 毎年三学期の始めに、聖ヨゼフ学園小学校が大切にしていることについてお話をします。それは、教室に掲示している教育目標です。「進んで学び働く子」「仲良く力を合わせる子」「ねばり強く頑張る子」の一つ一つについて話をします。まとめの学期として、意識しながらの成長を望みます。

 新型コロナウイルス感染症はまだまだ収束する気配がありません。今後も状況を踏まえ、対応を変更する場合があります。情報に振り回されることなく、適切な判断と決定を行ってまいります。その際は、学校ホームページ等でお知らせいたします。

2021年1月11日

学校法人アトンメント会

聖ヨゼフ学園小学校 校長 荒屋勝寿


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