オンライン学習の様子
みなさま、ごきげんよう。
本校では、オンライン学習として、以下の2つを主に用いて、
教師と児童とのコミュニケーションを第一に考えながら学習を進めております。
【ZOOM】
リアルタイムで教師と児童のやり取りができるビデオ会議アプリです。パソコンやスマートフォンなどを用いて、遠隔でも画面やコンテンツの共有ができ、クラス全員での集団活動や個に応じた学習に対応することが可能です。
【Google Classroom】
教師と児童が課題の提出や採点、フィードバックができるツールです。パソコンやスマートフォンなどを用いて、遠隔でも画像や動画の共有ができ、トピックやコメントから児童・保護者の意見や考え・質問などに対応することが可能です。
共に教師・児童が個人アドレスを取得し、IDやパスワードを共有することで、個人情報やネットリテラシーにも十分配慮した取り組みを行っております。
動画は、本校専用のYouTubeアカウントから、好きな時に何回でも見ることができるので、反復学習や復習にも活用できます。
以下は、各教科の実際の活動例です。
日頃の学習とは違い、オンライン学習だからこそできる様々な取り組みを、学年・専科が連携を取りながら行っております。
【探究】
本校の特色でもあるIB(国際バカロレア)教育の「探究の時間」です。探究では、動画の中で教師が児童の役を演じ、実際の授業のように学習を行っております。学習の導入部分では、どのような概念の元、どこに価値をおいて学習を進めていくのかが、とても大切になっております。
【英語】
英語では、ネイティブと日本人教師の実際の英会話を用いた学習を行っております。日頃から発音・発声を意識した学習をしている中で、動画での教師の発音やイントネーションは、児童が英語をより身近に、よりリアルに感じることができるようになっております。
【宗教】
本校はカトリックの学校なので、ZOOMでの活動時には、毎回お祈りを行っております。日々、神様が私たちのことを見守ってくださっていることを感じ、有意義な時間を過ごして欲しいためです。また、聖句が載っている「日めくりカレンダー」や「聖書のおはなし」でも、より身近に学ぶことができるようになっております。
【国語】
国語では、教科書や漢字スキルを用いた学習を行っております。教科書の音読や漢字の書き取りなど、1つ1つ丁寧に取り組むことを意識しております。また、学習によっては動画を使い、内容やポイントをしっかりと確認することができるようになっております。
【算数】
算数では、教科書や計算ドリル・ワークを用いた学習を行っております。教科書の内容に加えて、学年独自のワークシートを作っております。学年の実態に応じた、より児童に寄り添った形で、基本問題から応用問題までを繰り返し学習することで、学習の定着を図っております。
【理科】
理科では、教科書やワーク・問題形式を用いた学習を行っております。まずは、教科書やNHK for Schoolの動画を見て、自分の考えや学んだことをかき、その後にノートやGoogle Classroom内のコメント機能を使って、学習内容の確認をしております。
【社会】
社会では、教科書やワーク・問題形式を用いた学習を行っております。都道府県や歴史の学習では、教科書やワーク・NHK for Schoolの動画から学び、Googleフォームから問題を出題して、学習内容の確認をしております。
【音楽】
音楽では、手とカップを使ってできる「Cup Song Rhythm」の学習を行っております。音符を見ながら、4拍のリズムに合わせて叩いていきます。動画の中で実際に教師が実演することで、より音楽を身近に感じることができるようになっております。速いテンポから遅いテンポまで、バリエーション豊かに行っております。
【図工】
図工では、低学年の児童に向けたクレヨンの使い方の学習を行っております。ご家庭で実際に図工マットとタブリエを準備してもらい、スケッチブックに直線や曲線、ジグザグ線などを描いていきます。クレヨンの持ち方やワークシートに実際に海や山を描いていく学習も行っております。
【体育】
体育では、「体力向上チャレンジ」として様々な運動の学習を行っております。ご家庭でできる「バービー」や「プランク」などの動きを、身体の意識するポイントを確認しながら取り組んでおります。動画の中で実際に教師が実演することで、身体の使い方をより把握することができるようになっております。
【家庭科】
家庭科では、高学年に向けた「よりよい生活」についての学習を行っております。「なぜ、家庭科を学んでいくのか?」「大切な4つの視点」などを、スケッチブックを通して、1つずつ丁寧に学んでいきます。将来の自立・今ある生活の質の向上に向けた、学習への目標設定を行っております。
本校では、上記のような取り組みの他にも、
「児童が何を学ぶのか?」「そのためには、どのような手立てが有効なのか?」を、
常に教師自身も探究しながら、教育活動を続けております。
教師・児童・保護者が一致して、より質の高い教育を実践できるよう、今後も取り組んでまいります。
(文責:入試委員会)
カテゴリ: 日々|投稿時刻:2020年5月25日