校長より 〜学校再開延期について〜

学校再開延期について

児童の皆さんへ

皆さん、ごきげんよう。

 新型コロナウイルスについて、感染の収束の見通しが依然立たないままです。皆さんの健康と安全、命を守ることを何よりも優先して、先生方全員で、学校の再開時期を考えてきました。国や神奈川県から示される感染情報を慎重に確かめてきましたが、学校を再開することはできないと判断しました。皆さんに、5月11日(月)に開校すると伝えましたが、学校にお勤めの校医さんや薬剤師さんと相談を重ねた結果、学校の再開を6月1日(月)に延期することにしました。政府による緊急事態宣言の継続や専門家会議の話し合いの結果はまだ示されていませんが、日本のみならず世界中が予断を許さない状況の中にあるので、児童の皆さんの健康と安全、命を守ることを最優先して、休校の延長を決めました。

 一学期のスタートがかなり延びました。でも今は、お家で、皆さん一人ひとりができることを行ってください。お家の窓を開けて空気の入れ替えをする、手をしっかり洗う、うがいをする、ご飯をしっかり食べる、睡眠をよくとる、運動をする、お勉強をする、息抜きをする、お散歩をする、不必要に出歩かないなど、たくさんできることがあります。時間を無駄にすることなく、どんな行動が今皆さんに求められているのかを考えてみましょう。

 これまで、皆さんと学校、皆さんと先生とが繋がるように、Google Classroomで課題を出して答えてもらう仕組みを整えてきました。インターネットを活用したお勉強は、楽しいですか。難しいですか。ご家族の方にサポートをしてもらいながらチャレンジしている人、一人でどんどんできる人もいると思います。しかしまだ、学年やクラスのお友達との交流がない状態です。そこでこれまで以上に繋がりを強めるために、映像や音声でクラス内の横のつながりをつくり出すことを始めます。先生方は、皆さんとコミュニケーションをとりながら、健康確認もしていきます。

 学校再開にはもう少し時間がかかりそうですが、先生方は心を一致して"皆さんとの繋がり"に力を入れていきます。安心してください。

 ホームページに、「校歌」や「ヨゼフ体操」がアップされています。ぜひ、歌ったり運動したりして、学校と繋がってください。学校と皆さんは家族のような絆で繋がっています。離れてはいますが、皆さんがそれぞれの絆をしっかりと深め合い、安心して学校生活が再開できるように、神様にお祈りしながら、校長先生は学校を守ります。

 神様は、私たちを愛してくださいます。皆さんは、そんな神様に、毎日、静かに、手を合わせてお祈りをすることができます。神様は、皆さんの命の輝きを、見守ってくださっています。

 神様が見守ってくださっている中、再会しましょう。






保護者の皆様へ

 緊急事態宣言が全国に拡大し、多くの学校が休校措置をとっています。学校及び教育関連施設では、今後について、順次実施してきた対応の継続について検討が開始されています。このような状況の中、特に学校の始業、再開について、保護者の皆様のご心配も絶えないことと存じます。

 聖ヨゼフ学園小学校では、収束の見通しが依然立たない中、児童の健康と安全、命を守ることを何よりも優先して、学校運営を行ってまいりました。国や神奈川県からもたらされる感染状況を慎重に見極めておりますが、学校再開は厳しい状況と考えております。5月11日(月)を開校日とお知らせいたしましたが、校医、薬剤師などの専門家とも協議を重ね、6月1日(月)に延期することといたしました。政府による緊急事態宣言の継続、専門家会議の見解等はまだ示されていませんが、予断を許さない状況の中で、児童の健康と安全、命を守る最優先策として休校の延長を決定いたしました。

 これまで、オンライン上ではありますが、「学校と繋がっている」という安心感の育みを方針として、4月16日よりGoogle Classroomを運用してまいりました。お子様の端末操作のサポートや通信環境の整備など、保護者の皆様には多くのご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。休校の延長にともない、遠隔学習の新たな取り組みを行ってまいります。学年、クラスが形成されていない状態ですので、学校との繋がりをさらに強めるために、映像や音声でクラス内の横のつながりをつくり出すことを始めます。児童と児童、児童と教員を繋ぐコミュニケーションの場をオンライン上に設け、心身のケアと健康確認をも含む定期的な児童の様子の把握をねらいとします。この取り組みは、今後検討していくオンライン授業への導線と考えてもいます。教員一丸となって進めて参りますので、ご協力よろしくお願い申し上げます。

 休校が長引く中、お子様方は、「友達と遊びたい」「学校に行きたい」「公園で遊びたい」という思いを抱きながら、それぞれ、生活リズムを保とうと努力を重ねていることと思います。努力しながらも、授業が受けられないことを不安に感じているお子様もいらっしゃることと思います。未来に、より良い見通しを持てるような遠隔学習を試みてまいります。保護者の皆様におかれましては、休校の長期化によるお子様方が抱えるストレスや学習面での不安がおありかと思います。遠隔による繋がりで精神面への影響を緩和し、学校再開後には、夏季休暇や冬期休暇の短縮、年間行事の組み直しなどの対策を講じ、休校で失われた授業時間の確保と指導項目の整理を行ってまいります。全教員で知恵を出し合い、不安な点を無くしてまいりますので、ご安心ください。

 聖ヨゼフ学園小学校では、どのような状況にあろうとも「信・望・愛」の校訓のもと教育活動を進めてまいります。児童一人ひとりが神様からいただいた賜物(能力)を精一杯伸ばし、意欲を持って主体的に学校生活が送れるように、教職員全員でお子様の大きな成長を図ってまいりたいと考えております。

 状況によっては更なる変更もあります。今後の変更は学校ホームページ等でお知らせさせていただきますので、ご確認お願い申し上げます。

2020年5月1日

学校法人アトンメント会

聖ヨゼフ学園小学校 校長 荒屋勝寿


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