歴史上の人物
みなさま、ごきげんよう。
社会科の授業では、歴史上の人物について学習しています。
児童から、
「歴史上の人物は、きっとすごい天才だったんだろうな。」
「生まれた時からすごい才能だったんだろうな。」 という声が聞こえてくることがあります。
確かに教科書に出てくる功績を残した人物は、
生まれつき能力をもっていた場合もありますが、そういった人物だけではありません。
現在の一万円札に印刷されている福沢諭吉は、
幕末から明治時代にかけて、教育者として大きな功績を残した人物です。
小さい時からさぞ勉強ができたのだろうと思われることも多いですが、
自叙伝『福翁自伝』によると決してそうではなかったようです。
初めて本を読んだのは、14、5歳の時と書いてあり、
小さい時から特別に勉強が出来た訳ではなかったようです。
しかし、興味や関心をもったことには、とことん調べて探究していきました。
また、身体だけは丈夫で、体調を崩すことがほとんどなかったようです
本人も、「自分は体調を崩すことがなかったから、学問に邁進することができた。」と語っています。
彼のエピソードから、
興味や関心をもったことは探究すること、体調を崩さないことの大切さがよく分かります。
歴史上の偉人たちを知ることで、
児童も自分自身の生き方を考えるきっかけになって欲しいと思います。
寒くて体調を崩しやすい時期ではありますが、みなさまどうぞご自愛ください。
(文責:社会科担当)
カテゴリ: 日々|投稿時刻:2019年12月19日