4年生探究

4年生のunit5は「私たちの身のまわりには、様々なしくみがかくされている」でした。

まずは、自分たちの身のまわりにある様々な世界を顕微鏡でのぞきこむところからスタートしました。
鉛筆や消しゴム、プリントなどをじっくり見ることによって、そこにかくされたしくみに気が付くことができました。
特に、プリントとお札を覗き込んだときにはその違いにとても驚いていました。
プリントは、顕微鏡で覗き込むと無数の点によって色をだしていました。
お札も同様だろうと子ども達は予想をして覗き込んだのですが...なんとお札は点ではなく線だったのです!
「なんで、こんな違いがあるのかな。」「どうして、点ではないのかな。」と様々な疑問を出していくうちに
「あっ、偽札が作れないようになっているんだ!」というかくされたしくみに気が付いたときは大喜びでした。

様々なしくみを知った子ども達が、最後に挑んだのはカルメ焼き作りでした。
最高のカルメ焼きを作るには、
どのようなしくみがカルメ焼きにかくされているのかを理解しなければなりませんでした。
いざ、実験を始めるとカルメ焼きのしくみがわからず、次から次へと失敗が続きました。
「どうすれば、成功するのか。」とその度に試行錯誤をし
「ここは上手くいったから、次はこの条件を変えてみよう。」とするうちに少しずつ形にすることができました。
校舎内には、カルメ焼きの甘い匂いが漂い他の学年から「いいな」と言われていた4年生でしたが、
その言葉とは裏腹に失敗ばかりの苦い経験をたくさんしました。
まさにそれは、講堂朝礼の際に校長先生がお話くださった
「成功するための多くの経験(失敗)」だったと思います。

いよいよ、4年生での生活も残り1か月半となりました。
5年生になっても、失敗して諦めるのではなくここでの経験を教訓とし、
様々なところで成功するために多くの経験をしていって欲しいと思います。

(文:4年生担任)

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