5年生探究
5年生の探究Unit1は「情報収集や分析は予測をより確信に近づける」です。
まず、予想と予測はなにが違うのか意見を出し合い、
予想と予測が違うものであることを確認しました。
予想はあてずっぽうであり、予測は何かをもとにしているのではないかというのが大方の意見でした。
次に、理科の天気の勉強をもとにどうすれば天気の予測ができるのかを
気象衛星ひまわりの画像やアメダスのデータなどを見て、
どの情報が天気の予測をする上で必要なのか情報の取捨選択をしました。
実際に雲を見たり、西の空を見たりして天気を予測したりしながら
どうすれば予測が確信に近づくのかを考えました。
また、クラスにゲストティーチャーも招き、それぞれ分析について個性的な授業をしてもらいました。
キャッチャーの分析力や、魚のオスとメスの攻撃性の分析、
インクに含まれている成分の分析などさまざまな分析に触れました。
最後に自分でテーマを決めて、まだ誰も調べていない、分からない未来のことを予測する
という大変難易度の高いレポートを書くことになりました。
インターネットを使ってデータを集めても何が必要な情報なのか、
その情報から分かることは何かを考えなければならず児童も大変苦労していました。
全員がすばらしいレポートを書けたかと言えばとてもそんなことはありません。
ただ、このレポートを書く作業を通じてデータが集まっていない、
データの仕組みに根拠がないなど足りないことが次第に分かってきました。
書くことで頭の中が整理されてきたのだと思います。
レポートの構成も初めて勉強したことだったため苦労も多かったですが、
得るものも多かったと言える探究になりました。
(文:5年生担任)
カテゴリ: 授業紹介|投稿時刻:2017年6月 5日