6年陶芸
本校では、6年生と1年生で陶芸作品を制作します。
1年生は、
1学期に入学したての初々しい時期に、
自分の顔を陶芸用の粘土で作ります。
6年生は、
成形と絵付けの2回に分けて
日常使うお皿を作ります。
何を入れるのかを考え、
思いを膨らませます。
なかには、「お父さま」「お母さま」へ、
またいつも可愛がってくださる
「おじいさま」「おばぁさま」へのプレゼント用に
「お茶碗を作りたいけれど、作ってもいいですか?」
と質問に来る児童もいます。
また、余った粘土で、
家族全員分の箸置きを作る児童もいました。
粘土制作が大好きな児童ですが、
厚さが均一になかなかできなかったり、
形がだんだん広がってしまったりと、
想像以上に作業が難航する児童もいました。
そのような中でも、
造りたい物に向かって皆、
真剣に取り組みました。
この日は、保護者の方も
「参観+お手伝い」で来校してくださいました。
6年間一緒に過ごしてきた子供達を
よく把握してくださり、
お友達にも適確なアドバイスをくださいます。
授業後に、
「余った粘土で、なにか作られてもいいですよ。」
とお声掛けすると、
「では、クラス皆に作りましょう。」
とおっしゃって、小物をつくり、
絵つけの日にも、ご都合をつけて、
朝早くから来校なさって、
仕上げをしてくださいました。
日頃より子どもたちの学園生活を
支えてくださっている保護者の皆さまの
温かいお気持ちに
心より感謝いたします。
児童は、季節の葉を模ったり、
のせるものの種類に応じて
お皿に仕切りを付けたり、
飼い犬用に骨付き肉の形のお皿にしたり、
食べ終わった後のことも考えて
「おそまつさまでした。」
と文字を書いたお皿など、
思い思いの形を楽しみました。
創造性豊かな児童の育みと、
それを支える保護者の皆さまの存在に、
学園の幸せを感じる 一日でした。
(文:図工科)
カテゴリ: 授業紹介|投稿時刻:2015年12月 8日