中学2年数学 「標本調査」
「標本調査 集団全体の傾向を推測する」の授業では、校舎内アトリウムにある、モザイク壁画のタイルの総数の推測を行いました。壁画の高さは15m、幅は11.5mです。床上0.5mの高さに引かれたロープよりも下の部分のタイルの総数を、標本の大きさとしました。
標本全体を縦に8等分された部分を、8つの班に分かれてそれぞれが責任をもって数え上げました。分担して数えるために、柄を目印としたり、付箋や定規を活用したりするなど、それぞれの工夫が見られました。8班の合計を30倍することで、タイルの総数が求まります。
この結果、添付資料「 アトリウム母集団考察A,B各代表者R7.1.pdf 」のように、母集団の大きさがA組308,070個、B組399,630個と推測されました。クラスによって数える方法に違いが見られたので、値に大きな誤差が生じましたが、おおよその値が30万個だと分かりました。
毎日目にするアトリウムのモザイク壁画の総数を求める活動を通し、友だちとコミュニケーションをとり、議論を重ねました。日常に潜む数学を体感し、また一つ数学の魅力を発見することができました。
カテゴリ: 教室より|投稿時刻:2025年1月24日