今日の聖書の言葉19
義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。」(マタイによる福音書 5.10)
医療現場で働く人々が、命がけで最前線で働いてくださっていることに、ただただ感謝です。多くのヨゼフの卒業生や在校生のご家族も、現場で直接、間接的に貢献してくださっています。PCR検査の鼻に綿棒を入れる方法では、患者さんのくしゃみの飛沫を直接浴びてしまうのに、医療現場でマスクや防護服が不足しているのが現実です。その医療に従事する人々が、心無い言葉や行動に直面しているという報道がありました。「義」の解釈には色々ありますが、「命を守る」ために働くことはまさに「義」だと思います。
イタリア在住の日本人バイオリニストの横山令奈さんが、北部のクレモナの病院の屋上で医療関係者への感謝を込めて6曲(1曲はアンコール)演奏したという報道がありました。地上には防護服とマスクを着用したまま、弦の音色に癒される医療関係者の姿がありました。現場の皆様の負担がこれ以上増えませんように、と祈らずにはいられません。心を込めて選ばれた曲目には映画「シンドラーのリスト」のテーマと映画「ミッション」に使われた「ガブリエルのオーボエ」も入っていました。
あのような心に染み入る弦楽器の音色を届けたりはできないけれど、医療関係者の皆様のためにお祈りすることと、まずはStay Homeを続けること。日々の市民の小さな貢献が、きっとこの「危機」を解決します。 2020年4月27日(月)山崎由美子 (宗教教育部 英語科)
カテゴリ: 宗教的行事|投稿時刻:2020年4月27日