今日の聖書の言葉17
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「目を覚ましていなさい。信仰に基づいてしっかり立ちなさい。雄々しく強く生きなさい。何事も愛をもって行いなさい。」 (コリントの信徒への手紙1 16:13)
皆さんは、毎日の生活の中で、自分の身体をどのように使っているかと考えることはありますか。私は、誰かに言われなければ、ほとんど意識できていないと思います。でも、このような聖書のみ言葉を耳にすると、いつもはっとさせられます。このみ言葉の中に「あなたは自分の目を真に使っていますか」という神様からの問いかけを感じるからです。
"目を覚ましていなさい"。たしかに私の目は開いていて、幸いにも周りの景色やそばにいる人の顔を見ることができています。でも、はたして私はその目を使って何を見ているだろうか。私の目は、本当に見なくてはならないものを見ているだろうか...。そう考えると、自分の心がどこに向いているのか気付かされます。自分の身体を使うとき、誰かのために自分を使うとき、その行いの中に思いを込められる人になりたいものです。
今日、皆さんはその目を使って何を見、その耳を使って何を聴き、その口で何を語り、その手を使って何をしたいですか。
2020年4月23日(木) 春谷麻木(宗教教育部 社会科・宗教科)
カテゴリ: 宗教的行事|投稿時刻:2020年4月23日