中3数学 標本調査
中学3年生の数学で、対象とする集団の一部を調べ、その結果から集団全体の状況を推測する「標本調査」について学びました。この日の授業では、標本調査を利用して身近なものについて考える一つの例として、校舎のアトリウムにある壁画のタイル数について調査を行いました。
アトリウムのモザイク壁画
1~5cmほどの大小さまざまなタイルが埋め込まれています
モザイク壁画の高さは 15m 、幅は 11.5m です。この壁画の床から 1m の高さに目印をつけ、さらに 8 つのエリアに分けました。班ごとに担当したエリアのタイルの数を数え、1m 分のタイルの数(標本)からモザイク壁画全体(母集団)のタイルの数を推測します。
付箋を目印に利用して、タイルを数えています
タイルの多さに戸惑いながら始めましたが、色ごとに分担したり、エリアをさらに細かく分けたりするなど、班ごとに工夫し協力してタイルを数えました。
数えたタイルの合計を電卓で計算しています
タイルの大きさが均一ではないので、1班のタイルの数は1812個、2班は4026個というように、担当するエリアによって個数が異なります。8班すべての結果を合計し15倍することで、モザイク壁画のタイルの数を推測します。今回の調査をまとめたレポートを9月のヨゼフ祭に展示する予定です。
カテゴリ: 教室より|投稿時刻:2018年7月12日