中2 ブリティッシュヒルズ語学研修

 中学2年生は、10月4日から2泊で福島県の語学研修施設を使って留学体験をしてきました。生活や活動をする手段として、普段学んでいる英語を四六時中活用します。英語を使う楽しさと、外国人とのコミュニケーションの楽しさを知ることができました。

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 「インタビューオリエンテーリング」は、豊かな自然に恵まれた施設内を散策しながら、リラックスして会話することを目的にしたレッスンです。突然目の前に現れた鹿にびっくりしたのだと、先生に熱弁していました。自分の意思を短い文に整理して話すと、相手によく通じるということを発見していました。

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 「トークアバウトユアセルフ」のレッスンを筆頭に、多くのレッスンではポップなバックミュージックが流され、肩肘張らない環境で学習します。クイズ形式の問題や、班別対抗での発言など工夫を凝らしたレッスンに、生徒たちは夢中になって英語を話していました。普段、手を挙げて発言するようなことをしない生徒も、伝えたい思いが湧き出してくるようで、生き生きとした目で先生を見つめながら手を挙げていました。英語が理解できる喜びを感じた瞬間に起こる生徒の表情の変化を見て、鳥肌が立ちました。レッスンが終わっても、先生の周りには常に何人かの生徒が残っていました。

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 タックショップでは、キャンディーの量り売りをしています。それを買うためには、まずレセプションに出向かねばなりません。そのレセプションがどこにあるのかは、スタッフに聞かねばなりません。そこに到着したら、日本円をブリティッシュポンドに両替しなくてはなりません。その後、ショップに出向き、どれをいくつ欲しいのだと自分の意思を伝えなくてはならないのです。

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 レッスンだけではなく、施設内のどこを見ても本物の英国を再現しています。エントランスの左右に構えるライオンの置物は、イギリス王家の強さを象徴しているそうです。正面のバロック建築の建物に入ると、重厚感のあるじゅうたん、イギリスから取り寄せたというアンティークな家具の数々、英国兵隊の置物、上に目をやると、ろうそくのシャンデリアとライオンの紋章。ディズニーランドが「夢と魔法の王国」と題すならば、こちらは「耳と目から感じる英国」です。エンターテインメント性に優れています。

 英国のパブスタイルのレストランでフィッシュアンドチップス料理を食べたり、日本とは少し違う甘さのアメを食べたりと、食の異文化体験もできました。

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英国式テーブルマナーの学習に夕食をとった場所は、まるでホグワーツ魔法魔術学校の食堂のようでした。縦長の食堂に、川の字のように美しく並べられた机、壁面に掲げられたいくつもの大きなエンブレム。ハーマイオニーになった気分で、上品に、楽しくグレービーソースのローストビーフ・温野菜添えをいただきました。

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 決められた時刻にシャワーを浴び、決められた仲間との共同生活を送るなど、集団活動での協調性を養うことも今回の研修の目的でした。SNSなどの情報化社会で生きる生徒たちにとって、コミュニケーション力を高める良いきっかけになったと感じます。自分の気持ちを正確に伝えるために、言葉を選ぶことがどんなに大変なのか分かったはずです。これからの学園生活で、「友達の心に響く言葉」が増え、英会話力が向上することを願います。


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