聞き書き甲子園優秀作品賞を受賞しました
高校2年原田若奈さんが、第15回「聞き書き」甲子園で優秀作品賞を受賞し、3月18日東京大学弥生講堂で行われたフォーラムにおいて、表彰式とともに作品についての発表を行いました。
聞き書き甲子園は、森・川・海に関わる分野において優れた技や知見をもってその業を究め地域の模範となっている達人への「聞き書き」を通して、自然と人の暮らしについて学び、これからの社会を考えていくことを目的としています。
原田さんは、高校2年生の1年間を通してこの活動に参加しました。夏休みには3泊4日で東京高尾山で事前研修を行い、北海道浦河町でアイヌの手仕事・文化を継承している遠山サキさんのもとを秋に2度取材で訪問し、「聞き書き」を行いました。
フォーラムにおいて原田さんは受賞者の代表として、「聞き書き」の体験談を発表しました。「聞き手」である作家の塩野米松さんから鋭い質問をぶつけられながらも、ていねいに誠実な姿勢で答えていました。「どんな些細なことにも感謝する名人の姿を見て、普段当たり前だと思っていること一つ一つに感謝していきたい。」とアイヌの人の心に触れた感想を述べ、木の皮から作る民芸品や衣装についても紹介をして、アイヌの手仕事を知ってほしいと訴えました。
カテゴリ: 教室より|投稿時刻:2017年3月21日