中1 誘導体験(総合的な学習の時間 障がい者理解)

中学1年生の総合的な学習の時間のテーマは「ともに生きる」です。現在は障がい者理解、特に視覚障がいについて学びを進めています。
 

12月2日(木)は、鶴見福祉協議会、鶴見ブラインドメイト「ワルツ」(「誘導」「音声訳」「点訳」「拡大写本」という活動を通じて、地域の視覚障がい者の方々のサポートをしているボランティアグループ)のみなさんに来ていただき、「誘導」体験をしました。

まずは視覚障がいについて、先天性と後天性のものがあることや、視覚障がいと言ってもまったく見えない方ばかりでなく、さまざまなタイプがあることなどを教えていただきました。「あそこにあるすりガラスを通してみるように見える人もいます」「手をグーにして目と目の間にあててみてください。このように見えている人もいます」「手で細い筒を作ってのぞいてみてください。これが視野狭窄です。」など、たいへんわかりやすい説明で、生徒もよく理解できたようでした。

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そして、声のかけ方、つかまってもらう場所、誘導者は1歩前を歩くこと等、まずは誘導の方法を実演を交えて教えていただきました。

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いよいよ誘導体験です。生徒は2人1組となり、1人がアイマスクをし、もう1人が誘導します。2階にある第2アリーナ(体育館)を出発し、階段を昇って降りて、もとの場所に戻ってきます。狭い道は、誘導者の声かけのもと、体を横にして通ります。

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誘導体験のあとは、生乳100%であることを示す牛乳パックの切欠きや、アルコール飲料の缶にのみついている点字、拡大写本など、さまざまなグッズを提示していただきながら、より詳しいお話をうかがいました。

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「街で見かける視覚障がい者の方に声をかけるのは、みなさんにとってはなかなか勇気がいることかもしれませんが、今回のことをきっかけに、ぜひ『何かお手伝いしましょうか?』と声をかけてみてくださいね。」とお話くださったワルツのみなさん。最後は「何かお手伝いしましょうか」とみんなで声を合わせて言い、ワルツのみなさんにお礼をお伝えし、誘導体験を終えました。

生徒の感想
・アイマスクをつけると、本当に何も見えずこわかったです。目の前に何かあるんじゃないか、階段がどこまで続いているのか、段差はどれくらいの高さなのかなど、いつもの生活では感じなかったことを感じました。
・特にこわかったのは階段です。どこで階段が終わるかわからずとても不安でした。ですが、一緒にいてくれる人がいるだけでこんなに変わるとは思いませんでした。私もできる範囲でお手伝いしていきたいと思いました。
・目隠しをして歩いている時は不安の気持ちでいっぱいでした。すぐそこだと思っていた所まで、距離が長く感じられました。
・普段感じたことのない不安を感じました。「目の前が暗い」というだけでこんなに気持ちが不安になるのだと思いました。
・登下校中などに視覚障がい者の方にお会いしたら、これからは「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけてみたいと思いました。


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