中2 坐禅・法話体験~鎌倉・円覚寺~
期末テストを終えて夏休みを目前に控えた7月12日(火)、中学2年生は鎌倉の円覚寺へ坐禅・法話体験に行って参りました。
中学2年生は歴史の授業で鎌倉時代を学んでいます。
まずは円覚寺の各ポイントごとにクラスメイトにガイドをしながら境内の散策をしました。
ガイドをする内容は、班に分かれて事前にしっかり学習をしていて、わかりやすく・楽しく相手に伝えられるように班ごとに工夫がされていました。
クイズ形式で盛り上げます「トキメキ~クイズ~!!」
説明を聞くと、細かいところにも見所があることがわかっておもしろい!!
散策を終えると、いよいよ坐禅です。足の組み方などの姿勢を整えていく際に、一番大事なのは手の形であると教わりました。
手は丹田(たんでん 気の集まるところでおへその少し下)の前に置き手のひらで綺麗なまるをつくることが重要だそうです。
そのまるが心の大きさを表しているので、大きなまるをつくり続けられるかをお坊さんは注意するそうです。
法話のなかで、「坐禅では自分の呼吸にひたすら耳を傾けること。そして、自分が呼吸をしている=いのちがあることを感謝することが大事」という言葉をいただき、生徒たちは長い長い時間のなかで自分のもとにつながったいのちのありがたさをかみしめていました。普段はとてもにぎやかな緑バッチですが、このときばかりは集中し、おのおのが沈黙に身を委ねました。
歴史の授業で学ぶ人々の営みが、私たちの今のいのちにつながっていることを体験を通して少し実感できた良い時間となりました。
【生徒の感想】
・坐禅体験を通して、いのちと向き合うということを身をもって学ぶことができた。
・坐禅は心を落ち着かせるのにとても良い。鳥のさえずりや風の音など普段はかき消されてしまうような音を聞くことで気持ちが安らいだ。でも、心を無にすることはとても難しいことであることもわかった。
・心を落ち着けて集中して坐禅をすると、終わった後心がスッキリしてすがすがしい気持ちになった。
・無心とは、何も見えない聞こえない感じないということではないということがわかった。
・警策は痛そうだが実際は違い、心がとてもスッとした。
・警策は叩くことがメインなのではなく、それを通してどのようなことも合掌=感謝や敬意を相手にみせることが大切なのだと思った。
カテゴリ: 教室より|投稿時刻:2016年7月25日