中2 修養会

 2月4日(木)、中学2年生の修養会が行われました。

 ご指導くださったのは、オリエンス宗教研究所のムケンゲシャイ・マタタ神父様です。

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 今回の修養会のテーマは「大震災の体験から見た人間の生き方」です。

 午前中は、東日本大震災についてお話を伺いました。震災は私たちから多くのものを奪いました。しかし、震災をきっかけとして無縁社会に「共感力」がよみがえりつつあります。「人は他人のために一生懸命になれる」のだというお言葉は、生徒たちの心に強く響いたようです。

 午後は、神父さまの故郷であるコンゴ民主共和国についてのお話でした。コンゴでは鉱物資源が多く採掘されますが、それを他国が独占したことで紛争が起こり、600万もの命が奪われました。自分たちが普段使用している携帯電話は、コンゴで採れる鉱物資源でつくられていることを知り、生徒たちはその重みを感じていました。また、紛争を終わらせるために女性たちが立ち上がり平和へと向かっていったというお話は、同じ女性として深く考えさせられるものであったと思います。

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 終わりにミサが行われました。

 生徒たちにとっては、静かにお話に耳を傾け、自分の心と対話する貴重な一日となりました。

《生徒の感想 ~修養会ノートから~》

 私たちがあたりまえのように使っているものを作るために、こんなにもたくさんの人が亡くなっているのだと思うと悲しくなりました。もっと物を大切に使いたいです。

 人は誰かの支えがあって生きていることがわかりました。また、「女性」「子ども」「お年寄り」が物として扱われていた現実を心に留め、今に感謝して生きていきたいです。そして、「女性」の力で国を変えたように、私たちも「世界のみんな」と世界平和が続くように祈り続け、活動していきたいです。

 「さくらんぼに見える梅干し」という言葉(甘いさくらんぼに見えても実際は酸っぱい梅干しのように、人とも直接話し合わなければ相手のことはわからない。)が心に残りました。私もそうならないように、携帯だけで連絡するのではなく、両親などともっとコミュニケーションをとろうと思います。

 一番心に残ったのは「親が与えてくれた無償の愛に恩返しし尽くすことはできない」という言葉です。両親が私を育てるために、たくさんの愛を与えてくれたことに感謝しなきゃと思いました。

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 神父様にお礼のお手紙を書きました。一人一人がお話を反芻し、どのように感じ、受けとめ、明日につなげていこうと思ったのかを神父様にお伝えできるよう、心をこめて書きました。


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