のぼる
中学入試初日が終了しました。朝、緊張した面持ちで正門をくぐる受験生と保護者のみなさま、受付をすませると受験生控室と保護者控室に分かれます。聖ヨゼフ学園では、受付と同じ1Fが保護者控室になるのですが、受験生は階段を「のぼり」、3Fの受験生控室に向かいます。誰が言っていたのか記憶が定かではありませんが、『目標に向かう時、人は上を目指すだろう。だから、毎日のぼっていく習慣をつけるためにも、学校は丘の上にあったほうが教育上いいのだ』と聞いたことがあります(本当かな?とも思いますが...)。
ただ、今日、受験までともに歩んできた保護者と離れた受験生は、確かに自分の足で一歩一歩踏みしめて階段を「のぼって」いきました。目標を目指して、です。私は、不安を隠し持ちながらもその後ろ姿から覚悟を決めたような頼もしさを感じました。ともにがんばろう!
すべての受験生にとって受験という経験が生きていくうえでよい糧となりますように。
2025年2月1日(土)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 多田信哉
中央階段の先にあるものは...