別れ
3月5日(土)に高校卒業式、18日(金)に中学卒業式をおこないました。5日は春到来を思わせるような暖かさであり、18日は冬に逆戻りともいうべき寒さの中での式となりました。学校に長く勤めていると、自然とその月その月のイメージができていきます。1月は「行く(往ぬる)」、2月は「逃げる」、3月は「去る」とよく言われていますが、学校での3月は、まさに「去る」。すなわち別れの季節です。今年も多くの生徒との別れを迎えました。また、長らく務めて頂いた先生方との別れもありました。そのような中、いつも式典の中で写真を撮って頂いているカメラマンさんから次のようなことを言われました。
「勝手な感想なのですが、卒業生の表情が本当にいいですね。感極まっている生徒もそうですが、学んだことをしっかりと自分の中に取り込んでいるというか、満足感に溢れた表情がみて取れました。証書が授与される時、何も語ってはいないのですがしっかりと顔に表れていました。」と。私は学園生活が充実したものであったこと、それが第三者の方にも伝わっていたことに対して大変嬉しく思うと同時に、そのような皆さんと共に過ごすことができたことに対して、改めて感謝の念を持ちました。60回生青バッチのみなさん、63回生の赤バッチのみなさん、本当におめでとうございます。そしてありがとうございます。とくに60回生のみなさんとは一旦のお別れをしますが、みなさんが、学園で培ったことを胸に未来を信じて未来に生きることを信じてやみません。また、パワーアップしたみなさんとお会いできる日を楽しみに待っています。
2022年3月18日(金)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 多田信哉
感謝のミサのための準備 2年ぶりに与ります
壇上から講堂全景 卒業生と保護者が集います
木製の共同ロッカーも無一物になりました
このロッカーも35年余りの使命を終え今年卒業します...
校長室から校庭 冬の雨 涙雨のようです...