「送る」と「迎える」
昨日、25日(金)は久しぶりに全学年が揃う一日となりました。オンラインが続いていた高校3年生が登校してきたからです。授業を受ける中1と中2、学年末テスト最終日の中3~高2、そして卒業式練習の高3です。私は高校3年生とともに講堂にて証書の授与を含めて卒業式を通しての練習をしました。しばらくは笑顔で和気藹々と行っていましたが、講堂の壇上からそのような60回生の姿をみていると、本番を思い浮かべて早くも込み上げてくるものが...。もしかしたら、そんな様子を感じ取ったのでしょうか、生徒の表情も少しずつ変化がうまれ真剣になっていきました。聖ヨゼフ学園での生活もあとわずか、「学園からの卒業」は私たちが思っている以上に、大きな不安と期待が入り混じっている、何とも形容し難いセレモニーなのかもしれません。
そして、今日は、新中学1年生入学準備ガイダンスの日でした。これは、66回生となる青バッチのみなさんが安心して学校生活に臨めるように、学習面や友達との交流、そして保護者のみなさまとの懇談を目的に実施しています。第1部は新しい教科書を手元に各教科からの説明を、第2部は児童と保護者に分かれての交流をおこないました。とくに第2部の児童は、お祈りや校歌・聖歌の練習をした後に、自己紹介と小グループでの交流をしました。一日担任の先生方の工夫で初めての仲間と楽しい「66回生中学1年生0時間目」を笑顔で過ごし、4月の入学式以降の学園生活への期待を高めたようです。
高校3年生の「不安」と小学6年生の「期待」、60回生を「送る」と66回生を「迎える」。聖ヨゼフ学園にとっては毎年のことではありますが、生徒にとっては一生に一度のこと。このような場に立ち会えることに対して喜びを持って、「その時」を待ちたいと思います。
2022年2月26日(土)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 多田信哉
新入生ガイダンス第1部の様子
第2部「すごろく」で児童は交流 これはおもしろい!
アトリウムのアボガトとシクラメン よくみると...
つぼみが! 60回生も66回生もそれぞれのつぼみを持っています!