ほどよい忙しさ

 10月末より少しずつ学園内に活気が戻ってきました。通常の学園生活に戻った10月中旬は何となく本調子でないかな、少し疲れが見られるな、と思っていました。ただ、クラブ・委員会活動が本格化してくると元気全開でエネルギッシュな姿が見られるようになってきました。このような背景には色々な要因があると思います。
 一つは「クラブ・委員会活動」。同学年だけでなく異学年と接することで、今まで安定していた関係が少し広がっていくような感覚になっているようです。きっと自分達とは違う意見や視点があるというのは新鮮でよい刺激になるのでしょう。
 次に「声」。朝礼時に以前と同じように、聖歌や校歌を歌うようになりました。まだ思いっきりという訳にはいきませんが、朝から発声できるというのは間違いなく、脳や身体によい影響を与えています。
 そして最後に「忙しさ」。えっ? どういうこと? と思われるかもしれません。小規模の聖ヨゼフ学園は誰もが複数の役割を担います。9月以降の緊急事態宣言下、そして解除された後もしばらくは、授業を中心とする学習が最優先となっていました。よって、多くの生徒の活動が限られていました。それが、今は学習に加えて、先ほど挙げたクラブや委員会、そして宿泊学習やヨゼフ祭といった行事に向けた活動が目白押しです。当然、自分の役割も増え、同時進行で様々な物事を進めていきます。まるで満員のお店で切り盛りしている店員さんのように、一気に生徒の元気な声が飛び交うようになってきた、という訳です。
 頑張りすぎて体調を壊してしまうのは困ってしまいますが、今のように「ほどよい忙しさ」の中で、仲間とともにできることに取り組んでいる姿をみていると自然と笑顔になってきます。ああこれでこそ学校だなと。コロナ禍前までであったら、気にも留めていなかったかもしれない喜びに気づくことができました。ただただ一生懸命な生徒に感謝!

2021年11月2日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 多田信哉

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家庭科部 公演系クラブの衣裳だそうです
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弦楽部 パート練習をしていました
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サイエンス部 青いガラスをつくっていました
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演劇部 集中! 誰も私のことに気づいていません
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アトリウムのアンブレラスカイ 陽が差すと虹のように!

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