ステージ

 「なんてすばらしいのだろう!」 
6月25日(金)校内英語弁論大会が行われました。昨年中止でしたので2年ぶりの開催となります。実行委員会の生徒と英語科の先生方の準備のもと、ステージでスピーチするのは、オーディションを経て選ばれた50名の精鋭。練習に練習を重ねて臨んだ今日のこの日、実に堂々としたものです。高校1,2年生は自らテーマと内容を考え3分間でスピーチします。オーディエンスを楽しませてくれる内容もあれば、「う~ん...」とこちらが考えさせられてしまうような内容もあり、非常に個性豊かでした。また、高校3年生は前日に抽選でタイトルが与えられ、半日で内容を考えるというインプロンプト方式です。朝までかかったという生徒もいれば、朝5:00から考えたという猛者もいましたが、内容もスピーチも実に立派! 即興とは思えません。さすが高校3年生です。
 一方中学生、初めての中学1、2年生の初々しさを期待するところもあったのですが、実に力強い。嬉しくなったと同時に、勝手にこども扱いをしてしまい申し訳ありません。自己反省です...。さて、中学3年生、圧巻。2年分のエネルギーを爆発させたかのように、発音やスピードのみならず、「表情」「ジェスチャー」「声色」「発声の強弱」など一つ一つを意識してのスピーチ。ただただ感心・感嘆です! 中学最高学年として後輩にしっかり伝わったのではないでしょうか。
 ステージ上では眩しいばかりのスポットライトが当たり、そして自分を見る目がたくさんあります。緊張しないわけがありません。現に最初の挨拶をした私は、数行の英語に緊張のあまりステージ上に立った瞬間、時間が止まりました。でも見えました。「だいじょうぶだよ がんばれ」と言っているかのような生徒の優しいまなざしと頷く姿を。「ああ...これだきっと...」。出場者はスピーチ当日まで練習で培ってきたという自信と、それを応援する仲間の姿をエネルギーにして、緊張に打ち克つことができるんだ、と。そして出場者はステージ上でスピーチをおこなう。仲間は万雷の拍手を贈る。
 確かにステージに上がっているのは出場者ですが、ステージを創り出すのは、それだけはありません。運営する実行委員と先生方、ジャッジメント、保護者のみなさま、そしてオーディエンスとして見守る仲間たちの力も必要です。それが、あたりまえのようになされている聖ヨゼフ学園。あらためて生徒たちのすばらしさに感動して嬉しくなりました。感謝!

2021年6月26日(土)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 多田信哉

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午前 高校生の部 実に堂々としています

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午後 中学生の部 トップバッターは中1の男子!

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