1ヶ月...1年...いえ、生涯成長します
ふと気がつけば5月。「2021年度スタートです！」と言っていたのはつい1ヶ月前のことです。新入生のみなさんも緊張がとけてきているようで、ゴールデンウィーク明けに会った時には、すっかり制服になじんでいました。そして夏服。聖ヨゼフ学園では５月と10月が移行期になります。だから5月になると、眩しい白色の制服が目に飛び込んできます。ちょうど夏服の白と冬服の紺がコントラストになっており、「雌伏の冬」から「躍動の夏」の時機到来、といった雰囲気を学園全体に感じさせてくれます。
と、同時に、この夏服をみて「もう1年経つのか...」と感慨にふけってしまいました。昨年5月、学園の歴史史上初めて（と思われる）夏服での入学式をおこなったのを思い出したからです。誰もが不安の中、我慢を重ねながらも命を守るために、お互いが知恵を出し合って過ごしていた日々。そのような中で、ようやく対面で会えた新入生とその仲間たち。夏服が祝福しているようにも思えました。
あれから1年、残念ながらまだまだ予断の許さない状況が続いています。苦しんでいる方々も多くいらっしゃいます。それでも、私たちは間違いなく成長しています。あたりまえであることの大切さに改めて気づいたこと、誰もがしあわせになれるように今できる工夫を考えること、そして何よりも、この経験を将来活かしていくという未来への希望を持つこと、を知っているからです。
『違和感を感じた時、それをどのように収めていくのか。考えて実行すること自体が成長である。』
前任の清水勝幸元校長先生のお言葉です。みなさんと一緒に考えて実行し、共に成長していきたいと思います。
2021年5月8日 聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 多田信哉
成長が止まらないアボカド 連休中にも伸びました
夏に向けてさっぱりしました 再成長に期待！
