未来のたね ~第1回学校説明会(中学入試)より~
4月24日(土)は第1回中学校説明会でした。感染症防止のため、午前の部・午後の部と分け、さらには定員を20組としました。国際バカロレア(IB)中等教育プログラム(MYP)の体感をして頂こうと予定した、グループワークの実施も見送りました。そのような中、個人作業でおこなったのが「『風散布型種子』を作ろう!」です。実際に、昨年の中学1年生が約15時間かけて学んだユニット(単元)内容です。
S先生の、植物の子孫を残すための工夫の説明を受け、このうち、どうすれば風によって遠くへ運ばれていく種になるかを考えた児童のみなさん。クリップを種に見立て、紙のかたちを工夫して紙にクリップを貼ります。講堂の壇上にあがり、それぞれが工夫した紙を投げると、ひらひら舞うような種、クルクル回る種もあればすぐに落下してしまう種もあることに気づきます。作業を通じて、植物のこと、自然界のこと、環境のこと、物理のこと、などを考えます。このような学びは、まさに児童のみなさんの「未来のたね」です。正解が一つではない時代、その中で試行錯誤しながら自分なりの答えを見つけていく、さらには、自分の知識を自分で広げていく学びです。
今後もIBの具体的な学びを説明会などの公開行事で体感できるようしていきます。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
2021年4月26日 聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 多田信哉
風散布型種子の代表『イロハカエデ』 生徒のまとめ
生徒主導型面談の説明 一年間の学びをプレゼンします