心に決めました

 今日は、始業みことばの祭儀が行われました。密集を防ぐため、800人収容の講堂に集えたのは中学1年生と高校1年生のみ、他の学年は教室でオンライン参加でした。
 第一朗読は、使徒言行録3章1~10節の『ペトロ、足の不自由な男をいやす』の箇所、また福音朗読は、マタイによる福音書25章14~30節の『「タラントン」のたとえ』の箇所です。
 2021年度の重点目標は、「お互いのタラントンを見いだし、伸ばす聖ヨゼフ学園 ~自分と他者のために~」です。誰もが持つ神様から頂いているタラントン。タラントンには「能力」「才能」という意味がありますが、これは一人ひとり違います。神様はみなさんを信頼して一人ひとりにタラントンを与えてくださっています。だからこそ私たちは、その力を使います。何のために? 神様からの信頼に応えるためでもあり、さらには、みなさんをしあわせにするためだからです。 
 ペトロは、金や銀はないが「持っているものをあげよう」と、生まれながら足の不自由な男の人を立ち上がらせ、そして喜びを分かち合いました。喜びが満ちあふれれば争いごとはなくなり、誰もがしあわせになります。
 
 「校長先生!」と、いつもみなさんは笑顔で声をかけてくれます。私は頂いてばかりです。そのようなことを考えながら、この日のみことばの祭儀を通じて、「金や銀はないが、持っているものをあげよう」と強く心に決めました。そのためにも、私のタラントンを見いだしていきます。しばらくお待ちください。
 
2021年4月14日 聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 多田信哉

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しあわせを与えてくれる元気なみなさん その1

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