新たな試み!
今週の土曜日に卒業式を迎える59回生緑バッジの皆さん、お元気ですか。私は数年前に「卒業式では泣かない」と固く心に決め、壇上では泣かないように努めてきました。新型コロナウイルス感染症の真っただ中だった昨年は、式の実行さえも危ぶまれた中でしたから、壇上に上がっただけで泣きそうになりました。送辞や答辞を聴きながら、ついあふれそうになる時は、心の中で「卒業式では泣かない」とつぶやきながら頑張りました。今年は、今から泣きそうです。コロナ禍でどれだけ我慢し、どれだけ頑張ってきたか、想像するだけで泣きそうです。それでも皆さんは受験に立ち向かい頑張って結果を勝ち取ってきました。受験ですから、合格を目標としますが、不合格になることもあります。そんな時は、とても高い目標に挑戦した自分をほめてください。そしていつも言っているように、あなたが進む道に宝物が準備されているのです。それを見つけることにエネルギーを使いましょう。また、長い人生、高い目標に向かってもう一年待つのも有りです。肝心なのは、自分で決めること、どんな結果であろうと誠実に取り組んだ姿勢は、まぎれもない誇りとして堂々と生きることです。アトリウムに受験結果のボードが作られました。頑張った皆さんへの、尊敬と励ましのしるしです。今までの結果をお知らせしてきたB4版のプリントでは、老眼の私には辛かった。少し大きく展示していただき感謝します。これも新たな試みです。一人ひとりの進路に輝く未来がありますように。
2021年3月1日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
大学名、学部名のみの発表です。
ボードの前で佇む下級生、何を思うか。
ボードの前で何かを話している中学一年生。5年後はどうなっているか、楽しみ!