目からウロコ
1月25日は、聖パウロの回心を祝う祝日です。熱心なユダヤ教徒のサウロ(後のパウロ)は、キリストの弟子を迫害していました。キリスト教徒を縛り上げ、エルサレムへ連行しようとダマスコという町に向かいます。しかし、旅の途中で、突然と強い光を受け目が見えなくなってしまいます。しかし、その時に聞こえた、キリストのことばを受け、ダマスコにいるアナニアという弟子によって、目に光を取り戻します。「すると、たちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった」とあります。サウロは洗礼を受け、熱心なキリスト教徒として宣教を始めました。先日、眼底検査なるものを近くの眼科で受けました。目薬を数滴受けた目は、数十分後に大変なことになりました。もちろん、眼科の先生には説明を受けていたのですが、瞳孔が開いて、いつもの何倍もの光を目が吸収してしまいます。冬の昼下がり、あいにくの好天で、強烈な光は私の視界をほとんど奪ってしまいました。とにかく真っ白でほとんど何も見えないのです。駅までの10分間、日陰を求めながらよろよろ。怪しまれながらもどうにか駅まで。ぼやけた目が元に戻ったのは、内進生のオリエンテーションが終わったころでした。目からうろこという劇的な感じにはなりませんでしたが、光で目が見えなくなったのは経験できました。
何を書きたいのか、だんだんわからなくなってきましたが、退勤時間が迫ってきましたのでこれで終わります。ごきげんよう。
2021年1月25日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸