生きがいについて
高校3年生の「宗教」の授業で神谷美恵子(精神医学者)さんの「生きがいについて」学ぶ機会をもっている。「人は何かを失うか、または失いかけているときこそ、そのものの尊さを、なおさら身にしみて知るもののようだ」「人間の生命の働きそのものから湧きあがる喜びは、金や物や勲章などによって与えられるものとは、くらべものにならないほど強く、長続きするものだ。」(「いのちの喜び」日本図書センター刊)より。「切れば血が出るような言葉を綴りたい」とも言っていた神谷さんのことばには、愛にあふれている。授業の最後に、「あなたにとっての生きがいとは」のテーマで短い言葉を書いてもらった。さすが高校3年生、突然のお願い、しかも考える時間もなく突然と「書け」と言われて書いたものを、まとめて分かち合いました。考えることもなく書くためには、日ごろから思っていないと書けないものです。高校3年生、まぎれもなく心にしっかりと刻まれた生きがいを持っておりました。すばらし!どんな生きがいだったかは、内緒です。まとめながら涙が出そうになったことだけは伝えます。
2020年12月4日(金)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
クラスメイトの考えを知るということも、とても大切だと考えています。
クラスメイトに知ってもらうということも、とても大切だと思ってます。拡大できない設定です。すべて匿名で記してあります。