新たな一年のスタートです。
11月29日は、待降節第一主日、教会の典礼歴では新しい一年の始まりとなりました。コロナ禍の今年は、いつもと違う待降節になりそうです。欧米ではありとあらゆるお店が、クリスマスの飾りつけを行い、多くの人がクリスマスのプレゼントを買うために街に繰り出します。しかし今年は感染予防のために、控えなければなりません。経済的な側面から見れば大きな損失になりますが、クリスマス本来の意味を考えるためには、大きなチャンスかもしれません。静かに「主の降誕」について思いを巡らし、祈る時間としてはいかがでしょうか。アメリカの病院で、感染した老人を、ICUの医師が抱きしめている映像がインターネットで紹介されていました。医療の崩壊を防がねければなりません。泣き崩れる患者を抱きしめて励ます医者は、連続252日の勤務と書かれていました。私たちも、感染予防のために改めて取り組まなければなりません。「自分の命を守ることが、他者の命を守る」良い待降節となりますように。
2020年12月1日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
聖家族を中心としたプレゼピオ(馬小屋)
アトリウムを飾るクリスマスツリー。
卒業生(51回生)岸さんのお母様手作りのタペストリーです。