母の愛
9月の末の金曜日、58回生のKさんが来校しました。事務に依頼していた書類を受け取りに来たそうです。そのついでに、Kさんのお母様が書かれた歴史小説を持って来てくれました。静岡新聞社の「戦国の城」です。10人の作家による、静岡県内に残る10のお城にまつわる物語を集めたものです。帰りの電車で一気に読み上げました。歴史好きの私にはたまらない一冊となりました。Kさんが帰る時、「校長日記に乗せてよいか、と、何故歴史作家になったのかを聴いて教えてください」とお願いしました。その時のメールをそのまま掲載いたします。
「母が歴史小説を書いたきっかけは、あまり歴史が得意じゃない私のために歴史を好きになって欲しいと書き始めたとのことです。その際に書いた歴史ファンタジーが認められて今回の歴史小説を書くきっかけになったそうです。今でも母は私が居なければ作家になっていなかったと言ってます。」
すてきな母の愛情が伝ってきます。世の母たちは子供のために頑張っているのです。脱帽!
P.S もちろん父も!
2020年10月6日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸