ユーモアのススメ

 上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン神父様がお亡くなりになりました。88歳でした。来日60年、その大半を大学教育、特に「死の哲学」を通して、命の大切さ、生きることの意義、死を恐れず、どう受け止めるかということを求め続けた方です。一方でユーモアのセンスも抜群で、小学校の教科書に「ユーモアのススメ」というタイトルで載ったこともありました。1982年に「生と死を考える会」を発足し、終末医療の改善やホスピス運動の発展に寄与されました。20年以上にわたって宗教の授業で取り上げてきました。中高生相手に「中高年における危機と挑戦」という小冊子を読みながら、死について考えてきました。死は人生の一部、決して恐れず、上手に受け入れていくこと。それは、自分の生を一生懸命に生きることに繋がるのです。幸いにも幾度となく話を聞く機会に恵まれました。死についてのお話なのに、いつの間にか笑いが・・・。大切な恩師が亡くなっていくのはとても辛いことですが、デーケン神父様がよく言っておられたこと「死の意味を教えることはいのちの教育でもある」を心にとめて、生徒と共に「いのちの大切さ」を考えていきたい。

2020年9月9日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

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久しぶりに卒業生が来校。就職内定の報告でした。おめでとう。

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57回生の二人も来校。手指の消毒、マスクの着用。来校することを「とても悩みました」!ようこそ!

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