偉大なる聖母
毎年、中学3年生と高校生の希望者が参加する夏の海外語学研修は、3週間近いイギリスでの語学研修を終え、空路でイタリアに移動します。ローマでの文化研修の始まりです。ヴァチカン美術館や様々な遺跡の見学、聖ペトロ大聖堂をはじめとする教会訪問も大切なプログラムです。ローマには4大ヴァジリカと呼ばれる歴代教皇によって建造された教会があります。サン・ピエトロ・イン・ヴァチカーノ大聖堂(聖ペトロ大聖堂)、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂・サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂、最後にサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂です。今日は、教会の暦で「聖マリア教会の献堂」のお祝いの日です。マリア様に奉げられた代表的な教会です。マッジョーレとは、偉大なるとという意味です。また、聖ペトロ大聖堂以外は、ローマ市内に点在しますが、全てヴァチカンの領土となっています。ローマの歴史は奥が深い。さて、夏休みまで後2日、安全で安心な日々を皆で過ごすことができますように。明日は広島の75回目の原爆忌です。皆で世界の平和のために、聖母マリア様の取次ぎを願って祈りましょう。
2020年8月5日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の内部。バジリカ形式と呼ばれる代表的な作りです。
聖ペトロ大聖堂前の広場です。中央歩いているのは研修中の生徒。