前期末私見?

 生徒たちは、前期末試験の真っ最中です。午後、学校に残っているのは、MYPの中学一年生と、学習室で勉強している生徒たちです。私も昨日から高校3年生の期末試験を作っています。ほぼ出来上がりましたが、最後の一問で悩んでいます。聖ヨゼフ学園中学・高等学校の宗教の定期テストは、授業で学んだ宗教的な知識が約6割、ある設問に対して自らの考えを書く問題が4割となっております。そもそも、試験は質問に対して正確な解答を書くことによって評価されます。私が中高生の頃は、一つの質問に対しての解答は一つしかありませんでした。探究学習が一般的になってきた最近では、必ずしも答えは一つではありません。いろいろな意見や考え方が尊重されます。特に宗教の試験では、多くのことを知っていることも大切ですが、神様に与えられた自分の賜物のをしっかりと受け入れ、様々な出来事を、感謝の気持ちをもって見ることを大切にしています。そういう意味でも私見(個人的な意見)は、とても大切なのです。一生懸命に書いてくれたら点数は取れます。毎回、生徒が一生懸命に考え、自分の考えをいっぱい書きたいと思うような設問を、悩みながら考えています。

2020年7月28日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

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設問を考えるときは、校長室の本棚を探します。マザー・テレサや神谷美恵子さんのことばはよく使わせていただきます。

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サンダミアーノの十字架です。校長室の本棚にあるのですが、問題作成を忘れさせる危険?なものです。ついサンダミアーノについて調べてしまいました。テストを作らねば。

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