ミッションスクールと七夕
今日は7月7日、七夕です。中国が起源とされる日本の七夕は、奈良時代にはその風習が伝わり、長い歴史の中で変化してきたようです。寺社での行事となったり、季節を感じる風習の一つと理解されたりしてきました。このように、日本の伝統的な文化とされるものには、宗教的な背景で生まれたものが、日常生活に溶け込みながら変化していった独特の歴史があります。たとえば、お正月のおせち料理は、日本古来の神事とされますが、今では日本に住む多くのキリスト教徒もいただきます。七五三のお祝いも、起原は諸説ありますが、私が幼い頃、カトリックの我が家ではお祝いしませんでした。しかし、今では、多くの教会で七五三のお祝いが行われています。キリスト教の信仰を大切にする思いと、国や地域に根ざした独特の文化をどう取り入れていくか、あまり深く考えない方が良いのかもしれませんが、実は毎年悩みます。例年、アトリウムに設置していた七夕のささは、天候などの都合で今年は見送りました。昨日、校内を巡視していたら、中学3年生の教室の前に、素敵な七夕飾りを見つけました。夢を書いて楽しむ季節の風物として、子供たちは楽しんでいるようです。
2020年7月7日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
廊下に設置されているホワイトボードに笹が飾られ、生徒たちが短冊を書いていました。
笹を作ってくれたのは、理科のK先生。細かな気配りと器用な作業がすばらしい。
この日が来るのを待っていた。中学一年生の放課後、「だるまさんが転んだ!」男女共学化を感じる瞬間!