怒ると怒る(いかるとおこる)
日曜日、教会のすぐ前にある大きな本屋に寄りました。何ヵ月ぶりでしょうか。親書のコーナーに「怒らない方法」セネカ著(文響社)を見つけました。大学時代のラテン語の教科書に登場した哲学者です。さっそく通勤のお供に購入。セネカ自身、怒りを超越した聖人の立場からこの作品を書いたのではなく、自らも自分の怒りをどうしようもできず、苦しい思いをしたことがある人だったに違いない」訳者あとがきより。「最近、あなたがごくささいなことで、ものすごく頭にきたのはどんな時だったろう?あの時、誰かがあなたに無礼なことをしたのは確かだ。だが、それはそれほど重大なことだろうか。一歩後ろに下がってみよう。そうすれば、笑えるから」
イエス・キリストと同じころに活躍した哲学者であるセネカ。独裁者カリギュラに仕え、皇帝ネロには、教師として15年以上にわたって様々なことを教えたのに、やがて皇帝の怒りにふれ、自殺を強いられてしまう。私自身、怒らない人間になりたいと思いながら、日々を過ごしてはいるが、これが難しい。いつもの新解さん(新明解)を引いてみた。同じ漢字で読み方が違う。おこるの雅語的表現がいかるだそうだ。ふむ?
2020年6月23日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
中学1年生の教室に、IBの「10の学習者像」が掲示されました。常に目に留めることが大切。心を開くとは?
知的好奇心にあふれる人になるぞ!
冷静に自分を見つめなおせるか、大切なことです。
様々なことに挑戦したい。