ペトロ・ネメシェギ神父様
学生の頃、最も尊敬し、その生き方に深い感銘を受けた方です。ハンガリーのブタペストで生まれ、イエズス会の司祭として哲学、神学を学ばれ、長い間大学で教鞭に立ちながら、教会でもカトリック講座を担当されていました。カトリックの教えを学びたい、適当な書籍を教えてほしいという方には、必ず神父様の「キリスト教とは何か」(1992年、女子パウロ会)を推薦しました。モーツアルトを愛し、どんな人にも、どんなときにも満面の笑顔で接してくれました。40年近い日本での活動を終え、民主化運動によって自由を勝ち取った祖国での教会に奉仕するために惜しまれながら離日しました。70歳の時です。それから27年間、祖国の教会のために働かれ、6月13日に天に召されました。実に多くの方がネメシェギ神父さまの教えを通して、教会に導かれたと思います。
「祈りとは、心を、神ご自身に向かって開くことです。祈りとは、神について考えたり説明したりするのでなく、ありのまま無限の神に対して心を開き、「神よ」と叫ぶことです。」(「愛と恵」1988 聖母文庫)より。
2020年6月16日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
執筆された書籍は数多く、深い内容なのにとても読みやすい文章なのです。
中学1年生のオリエンテーション最終日、クラス対抗ゲーム大会。
昨日の空、夕刻の美しい西の空です。