新解さん(新明解国語辞典)
5月11日(月)から始まるインターネットによる授業の準備のため、今日は、多くの先生方が出勤し、教材の作成、打ち合わせをしています。今までに経験したことのない新しい学びのかたちです。私の担当は高校3年生の「宗教」、受験とは直接関わらない教科ですから、今の状態で授業が割り振られるかは未定ですが、いざというときのためにパワーポイントを作り始めました。高校3年生の年間テーマは「愛と死」。人を愛するとは、結婚、家族、広くは社会に対する愛も含めて考えていきます。また、「死」はとても重いテーマですが、私たち人間が避けては通れないものです。死を考えるというよりは、どう生きていくかということになるかもしれません。デジタルな作業ですが、昭和世代の私は大好きな国語辞典を検索して、言葉の確認から始まります。聖書や聖人を通しての「愛」を語る前に、多くの方が読まれている「新解さん」(新明解国語辞典)をチェック。愛「個人の立場や利害にとらわれず、広く身のまわりのものすべての存在価値を認め、最大限に尊重して行きたいと願う、人間本来の温かな心情」とありました。説明はまだまだ続きます。人類愛「国や民族の異なりを超え、誰でも平等に扱おうとする気持ち」、自己愛「自分という存在を無二の使命を持つ者と考え、自重自愛のかたわら研鑽に励む心情」。とても分かりやすい説明ですが、問題はここから。頭の中で理解できる「愛」を、現実社会の中でどう生きるかが大切なのです。時代や環境によって大きく異なる私たちの生活を、2000年前のイエス・キリストの生涯を通して考えていきます。その方法は?授業の中で・・・少しづつ。
2020年5月7日(木)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
中学3年の担任団は、オンライン朝礼の練習中。久しぶりの生徒との会話を楽しんでいました。
40人近い生徒とのやり取りで、結構アナログなゼスチャーが有効です。わかった時は〇!
月曜日発送予定の品々。黙々と作業する国語科のT先生。
理科のメンバー。理科はいち早くオンライン授業(課題も)を採用していました。