識別する知恵
以前に紹介した、アメリカの神学者ランホールド・ニーバーの祈りです。
神よ、変えることのできないものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものを 識別する知恵を与えたまえ。
まさに今、識別する知恵が欲しい。生徒の命も、ご家族の命も、教職員とその家族も、近隣だけでなく世界中のすべての人の命が等しく大切なのは十分に分かっているつもりです。しかし、ここまで休校が長引いてくると、学習のことや、子供たちの心身のストレスについても心配になります。だからこそ、一日の終わりに静かに祈ります。一日の感謝と明日への希望を心の言葉として神様に奉げます。急がず、焦らず、最も大切な命を守るために、頑張りましょう。一昨日、そして今日の教員朝礼はインターネットによるものでした。小さいけれどほぼ全員の顔が同時に見れます。最初に、皆で向き合って「主の祈り」を捧げました。先生方のホッとした表情を見ながら各連絡を聞いていると元気が湧いてきました。一日でも早く、日常の学校生活が戻ってきますように。(いつもは全先生方と、校長、教頭が向き合う形での朝礼ですが、今は一人ひとりが同じく向き合った形でのネット会議となります。これはこれでいいものです。ただ、画面を見つめているといつの間にかおでこがアップになっている。気をつけなければ)
2020年4月30日(木)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
中学一年生への発送作業中。3人が密になっている。3蜜?
手洗い、マスク、アルコール消毒は完璧です。