多様性を楽しむ
先日、「コロナウイルスから人類への手紙」をこのブログに掲載しました。同じ記事を学園のフェイスブックに転載していただいたのですが、思った以上の皆さんがシェア―してくれました。実は、あの手紙を掲載する時の心境をどこかで伝えたいと考えていました。つい数か月前には、誰も想像しなかった新型コロナウイルス感染症の惨状。連日、テレビやネットのニュースで多くの情報がやり取りされています。政治家の判断が遅いと批判され、何かを判断すれば、それも批判される。同じことはテレビの番組でも見られます。あるゲストの言葉を取り上げて批判する。しかも、その言葉が聞くに堪えられない。人格そのものを否定し、勝ち誇ったようにしたり顔です。批判そのものは、健全な社会の中でとても必要なものですが、その伝え方に大きな違和感を感じます。あの手紙を紹介したのも、一つの考え方、物事の捉え方として考えさせられる詩だと思いました。決して地球の声を聞かなかったから、新型コロナウイルス感染症が発生したわけではありません。しかし、この状況の中で私たちの生活をもう一度振り返り、見つめなおすきっかけになる詩だと思いました。このような私の考えにも、批判的な考えの生徒の皆さんがいることを期待します。健全な批判精神と、相手を尊敬することはとても大切です。多くの価値観と文化の多様性を持っているからこそ良い社会が成り立っていくと信じます。
2020年4月23日(木)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
学園の花々です。人に見られるとか、美しいとか、花には関係ないのかも。花として咲く、それだけ!
小学校の昇降口前の花々。ビオラの花殻摘みをしたい!
守衛所横のアヤメ。ショウブとアヤメの違いは????カキツバタもあるな!似て非なるもの。多様性の楽しみ!