自然の美しさ
車通勤を始めて一か月近く、道路の込み具合で、高速道路を使ったり、一般道を走ったり、おおよそ4通りの通勤道を選んでいます。今日は、首都高速道路を使いました。途中、皇居の千鳥ヶ淵のそばを通ります。10日ほど前は、皇居のお堀に映える満開の桜を見ることができました。もちろん安全運転には十分配慮しています。今日は、桜の柔らかい新緑を楽しみました。時間で数秒ですが、自然の美しさを改めて感じました。いつもと変わらない春の情景がそこにありました。車を運転しながら、次の瞬間には現実社会を、新型コロナウイルス感染症と闘う現実の世界を思い浮かべてしまいました。私たちの生活を支えてくれている医療従事者の方々、保育園やスーパーマーケットで働かれている皆さん、運送業や休むことのできない公務員の方々。私たちができることは、できる限り家にいること、もしかしたら自分が感染しているかもしれないという思いで、行動すること。感染しない、感染させないために皆で力を合わせて頑張りましょう。イタリアやフランスなどで、定時になると医療従事者や自分たちを支えてくれる人のために拍手をおくる運動が報道されていました。拍手をおくるかどうかは一人ひとりが決めることですが、一日に一回、支えてくれる皆さんを思い浮かべ、感謝の気持ちを持つことをしたいと思います。それは、自宅で過ごす私たちの心の安定のためにも、とても大切な支えとなるような気がします。
2020年4月15日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
鉢植えの八重桜です。