祈る。
新型コロナウイルス感染症の猛威は、瞬く間に世界中に広まっています。民族や国を超えて協力し合う時です。奪い合えば足りなくなり、分かち合えば十分に足りるということを、一人ひとりが考えなければなりません。イタリアでは、何十人ものカトリック司祭が亡くなっています。ウイルスに感染し、亡くなっていく方々や、病気で苦しむ方々のための祈る「病者の塗油」のために、命の危険を顧みず、寄り添った司祭たちです。病院で働く医者や看護師たちも同じです。強い使命感の中で、尊い命を捧げられた方々のために祈ります。そして何よりも、今、病のために苦しんでいる人々のために祈ります。バチカンのローマ教皇は日本時間の明日の午前二時、世界中の人々に共に祈ることを提案されました。わざわざ起きて祈ることは大変です。どうか今晩、眠りにつくとき、短いお祈りで構いません、各自の信仰に合わせたお祈りで構いません。共に祈っていただければ幸いです。
2020年3月27日（金）聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
グランドの桜が満開です。自然は何事も無かったかのように、いつもの春です。
