弘法は筆を選ぶ
私は、弘法大師のように字が上手なわけではありません。筆を選ぶというよりは、筆が好き。筆は、時に文房具全般のことを指します。文房具好きな生徒以上に、文房具好きな先生の多いこと。特に筆記道具に強い関心を持っている先生が何人もおります。とりわけ国語科のT先生。万年筆はもちろん、ペン先がガラスでできたもや、多種多様な筆記用具がいっぱい。残念ながら、まだ誰もその実態を確かめた人がおりません。本人曰く「使い終わっても捨てるのが忍びない」そうです。うかつに筆記用具の話題を振ろうものなら。。。。 教員にとって筆記用具は、商売道具です。書き味、持ちやすさ、色合い、そして何よりも言葉にできない「愛」があるのです。(勝手にそう思っている)学校に住んでいるのではないかと思われる程、先生方は朝早くから夜遅くまで学校に滞在しており、土日も部活などで出勤しています。と言うことは、少ない休日に、街の文房具屋をめぐっている先生が多いのかな。ちなみに、T先生は、どんな筆でも美しい字を書きます。
2020年2月21日(金)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
弘法(私)が選んだ三本。選んだ筆で書いた字は「味がある」?と言われます。聖ヨゼフ学園の三悪筆の筆頭です。