助け合うために
先日の台風15号の傷跡が癒えない状態で、台風19号がやってきました。これほどまでに甚大な被害になるとは、正直、今回も想定を超えた自然の力を痛感いたしました。何日も前から、報道されていた台風19号。大雨の予想をはるかに超えて、大きな川の氾濫などで多くの人が被害を受けました。被災された方々の一日も早い復興をお祈りいたします。
道路一本隔てただけなのに、大きな被害を受けた人と、そうでない人たちがいます。もちろん自然のことですから、そこには何の理由もないのですが、厳し現実は地域のコミュニティーにも大きな影響を与えるそうです。幸いにも被害を受けなかった私たちができること、それは助け合うことです。ほんの小さなことでもかまいません。心と物、時間と力を捧げることが必要です。ワールドカップに参加しているカナダの選手が、試合が中止になった釜石市で、泥かきや家具の運び出しを手伝っている様子が報道されていました。どれだけ試合をしたかったでしょうか。そんな思いを胸にしまって、作業をしている彼らの姿はとても輝いていました。私たちが、できることを考え、行動に移せますように。
2019年10月15日(火)聖ヨゼフ学園中学高等学校 校長 清水勝幸
毎週開かれる「国際バカロレア教育推進委員会」。新しい学びの仕掛け人?仕事人?
校庭の金木犀が満開です。漂ってくる香りが大好きです。秋です。